[北京 29日 ロイター] - 中国の航空大手3社の2022年1─3月期決算は、軒並み大幅な赤字となった。新型コロナウイルス関連の制限措置の長期化が旅客需要を圧迫し、人民元相場の下落と燃料価格の上昇でコストが膨らんだ。こうした傾向は今期も解消していない。
中国東方航空が29日に発表した1─3月期決算の純損益は78億元(約11億8000万ドル)の赤字で、赤字幅が前年同期の38億元、21年10─12月期の40億5000万元を上回った。
中国国際航空が28日に発表した1─3月期の赤字は89億元で、決算報告が始まった08年以降で最大だった。前年同期の赤字幅は62億元だった。
中国南方航空の1─3月期は45億元の赤字で、前年同期の40億元から赤字幅が拡大した。