[深セン(中国) 5日 ロイター] - 在中国のEU(欧州連合)商工会議所は5日、新型コロナウイルス関連の厳しい規制やサプライチェーン(供給網)の混乱により、中国から投資をシフトさせることを検討する企業が増えていると明らかにした。
加盟企業の調査で、現在や計画中の投資について中国以外の市場へのシフトを検討しているとの回答が約4分の1を占め、年初の倍以上となった。
イェルク・ブトケ会長は「企業は今のところ嵐を切り抜けているが、現在の状況が続けば、中国に代わる選択肢を検討する動きがさらに強まるだろう」と語った。
調査では、372社の約60%が今年の売上高見通しを下方修正したと回答した。
ロックダウン(都市封鎖)で供給網が混乱しており、最近の港湾閉鎖や陸上輸送の減少、海運コスト上昇によって、悪影響を受けているとの回答は92%に上った。