[台北 9日 ロイター] - 台湾の呉釗燮(ジョセフ・ウー)外交部長(外相)は9日、スイスのジュネーブで今月開かれる世界保健機関(WHO)総会に台湾がオブザーバーとして参加することは「非常に困難」との認識を示した。
議会での質問に答えた。「実現に向けて積極的に取り組んでいる」と語った。
衛生福利部(衛生省)の李麗芬(リー・レイフン)政務次長が代表団を率い、総会の合間に各国の保健相と会談し台湾の参加を訴えたい考えという。
台湾は2009年から16年までWHO総会にオブザーバーとして参加した。だが蔡英文(ツァイ・インウェン)総統の就任以降は中国の反対で招かれていない。