[ソウル 1日 ロイター] - 北朝鮮メディアは1日、同国の干ばつ対策が進展し、全土で田植えが始まっていると報じた。国内では新型コロナウイルス感染拡大を抑える取り組みも進められている。
国営朝鮮中央通信(KCNA)は、中央・地方政府機関や芸術関連団体までもが「総力とあらゆる手段」を尽くしてかんがいを改善し、田植えを支援した結果、干ばつ対策が進展したと伝えた。
被害を受ける可能性がある農地が特定され、農家は土壌の湿度や日照条件を踏まえて妥当な水まきの方法を教授されたという。
当局は田植え機の最大効率化や高質の肥料確保など「緻密な農業戦略」を策定したと報じた。
一方、KCNAはコロナ感染拡大に関連し、31日夕時点で9万3180人の新規発熱者が確認されたと伝えた。新たな死者は報告していない。
新規発熱者は約2週間前に39万人強のピークを付けてから減少傾向にあり、国営メディアはコロナ感染は落ち着く兆しが出ているとしている。