[ソウル 28日 ロイター] - 北朝鮮の国営朝鮮中央通信(KCNA)は28日、金正恩総書記が27日に朝鮮労働党書記局拡大会議を主宰したと伝えた。「党指導機関の活動体制を全てのレベルで改善・再調整する」問題が討議されたとした。
金正恩氏はここ数週間、党の会議を相次ぎ開催している。新型コロナウイルス感染拡大に続いて「腸内感染症」が流行しているほか、例年より早い雨期の始まりで、すでに慢性的な食料不足に苦しんでいる北朝鮮の作物生産について懸念が強まっている。
KCNAは「全国各地の農村は雨期の間、水田を豪雨から守ることに力を注いでいる」と伝えた。
また、「党と国家が実施した緊急疫病対策の妥当性と科学的正確性を大衆に知らせる」ための「思想活動」を国として行ってきたとした。
28日に報告されたコロナ感染が疑われる新規発熱者は6710人で、4月下旬以降の累計は473万人に迫った。