[2日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラが2日発表した第2・四半期の販売台数は25万4695台と前期比17.9%減少した。中国の新型コロナウイルス関連規制で生産とサプライチェーン(供給網)が影響を受けたことが背景。
第1・四半期は31万0048台だった。2020年第3・四半期以降、2年近く続いてきた四半期ベースでの過去最多更新がストップした。
中国の新型コロナ感染拡大によって上海工場の一時的な生産停止を余儀なくされたほか、サプライヤーの施設にも影響が及んだ。
現在はロックダウン(都市封鎖)解除を受けて上海工場の生産を拡大しており、下期の販売増加につながる見通しだ。
テスラは6月の生産について、月間ベースで過去最高を記録したとしている。
リフィニティブがまとめた第2・四半期のアナリスト予想は29万5078台だった。一部のアナリストは、中国のロックダウン長期化を理由に予想を25万台程度に引き下げていた。