[ベルリン 3日 ロイター] - ドイツのショルツ首相は3日、公共放送ARDに対し、年内に新型コロナウイルス感染が再び拡大しても、学校閉鎖や不要不急の営業停止などの措置は採らないと述べた。ただ、マスクはより大きな役割を果たすだろうと述べた。
過去1カ月間のドイツの感染者は増加しており、10万人当たりの感染者数が5月末の200人以下から今週には700人近くとなっている。
しかし、首相はワクチン接種が規制の限定につながるとし「再び学校閉鎖を行うことはないだろうし、過去に行ったようなロックダウン(都市封鎖)も必要ないと思う。だが、秋から冬にかけては現在よりもマスクが果たす役割が大きくなると考えている」と述べた。
首相自身は、これまでに新型コロナに感染していない。60歳以上の人は自身と同様4回目のワクチン接種を行うよう推奨するとし「おそらく4回目を接種していたから感染しなかったと思う」と述べた。