[北京 6日 ロイター] - 英製薬大手アストラゼネカの新型コロナウイルス感染症予防薬が中国南部の海南省にある医療観光地区で全土に先駆けて使用が許可されたと、地元メディアが5日報じた。
中国は国内外からの旅行者向け医療サービス振興に向け、瓊海市の特区で新医薬品の先行使用を認めている。
海南日報によると、2198万元(328万ドル)分のアストラゼネカ製抗体カクテル薬「Evusheld」が地元税関で特別輸入手続きを終えた。
同薬は免疫力が低下してワクチンの効果が十分に得られない人向けの予防薬として米欧などで承認されている。