[ローマ 11日 ロイター] - イタリアのスペランツァ保健相は11日、全ての60歳以上を対象に新型コロナウイルスワクチンの2回目追加接種(ブースター接種)を近く始めると発表した。
欧州では感染者と入院者が増加しているが、ここ数カ月はワクチン接種ペースが鈍化している。欧州疾病予防管理センター(ECDC)は同日、60歳以上と医療従事者に対する2回目追加接種を提言し、各国の接種加速決定の迅速化につながると期待されている。
スペランツァ保健相は、政府がイタリア医薬品庁の承認を経た上で、既に20の自治体に追加接種開始を許可していると説明した。
同国では7月に入って感染者が増加、先週には1日当たりの感染者数が2月以来初めて10万人を突破したほか、入院者数も増加している。