[シンガポール 15日 ロイター] - 中国国家統計局が15日発表した統計によると、1─6月の中国の製油量は前年比6%減の3億3222万トン(日量1340万バレル)と、少なくとも2011年以降で初めて減少した。
厳格な新型コロナウイルス規制や燃料輸出規制が影響した。
6月の製油量は5494万トン(日量1337万バレル)。前月比で5%増加した。過去最高だった前年同月の水準は約10%下回った。
アナリストは、中国政府が新型コロナ政策を微調整し、インフラ支出を加速するため、第3・四半期に製油量が拡大すると予想。政府は燃料輸出割当を予想より早く発表しており、製油量が増える可能性がある。
6月の中国の原油生産量は前年比3.6%増の1719万トン。日量ベースでは過去最高の418万バレル。
1─6月の原油生産は前年比4%増の1億0288万トン(日量415万バレル)。中国政府が国内供給の安全保障強化を指示したことを受けて、国有石油会社が在来型・非在来型資源開発を加速した。
6月の天然ガス生産は前年比0.4%増の173億立方メートル。1─6月の生産量は4.9%増加した。