[上海・北京 18日 ロイター] - 上海を含む中国の主要都市では新たに新型コロナウイルスの集団感染が確認されたため、集団検査を実施したりロックダウン(都市封鎖)を延長したりするなど警戒を強めている。
18日の当局のデータに基づくロイターの推計によると、17日までの1週間で、1日当たりの市中感染は平均390件と、前週の約340件から増加した。
上海市は十数件の新規感染が見つかったため市内の多くの地域で集団検査を実施する。天津市も2件の市中感染が報告されたことを受けて、120万人以上の住民に対し再び検査を行うと発表した。
中部の駐馬店市は2つの町で封鎖を19日まで数日間延長している。他の4つの町は18日まで延ばした。
南西部の成都市は文化・娯楽施設の閉鎖を拡大した。
北京では1週間にわたり地域感染がゼロだったが、18日に2人の感染者が見つかり、当局は関係する建物を封鎖した。