[28日 ロイター] - 英自動車工業会(SMMT)のデータによると、6月の自動車生産台数は前年比5.6%増の7万2946台だった。
サプライチェーン(供給網)問題が緩和し始め、ゼロエミッション車が記録的水準となったが、なお2019年の水準を約3分の1下回っている。
SMMTは、第1・四半期の数字が新型コロナウイルス禍前の20年以来最も弱く、世界金融危機時の09年より悪かったことから、今年の生産台数予想を86万6000台に下方修正した。
ただ、供給問題緩和につれ23年には95万6575台に回復し、25年までに100万台を突破するとの見通しを示した。
英国の自動車生産は、自動車部品の主要ハブであるウクライナでの戦争や上海のロックダウン(都市封鎖)などで打撃を受けている。