[ロンドン 29日 ロイター] - 英大手航空会社ブリティッシュ・エアウェイズなどを傘下に置くIAG が29日発表した第2・四半期決算は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)以来、初めて黒字に転換した。欧州便の需要が伸びた。
営業利益は2億9300万ユーロ(3億ドル)で、2019年以来の黒字となった。前年同期は9億6700万ユーロの赤字だった。
ルイス・ガイエゴ最高経営責任者(CEO)は「通年で営業黒字とする見通しを裏付けるものだ」と述べた。IAGの株価は序盤に2.5%上昇したが、その後は横ばいとなった。
第2・四半期の搭乗率は2019年の78%の水準に達した。第3・四半期は約80%、第4・四半期は約85%と予想、英ヒースロー空港の混乱が続いていることを理由に従来予想の85%と90%から下方修正した。