[12日 ロイター] - 航空機の運航状況を追跡するウェブサイト「フライトアウェア」によると、今年1─7月の米航空会社の欠航・遅延便数が2019年の同期間を上回った。人員不足と天候不良が響いた。
今年1─7月の米航空会社の欠航は12万8934便で、新型コロナウイルス禍前を約11%上回った。遅延も約100万便に上った。
米大手で最も欠航が多かったのはアメリカン航空の1万9717便、次がサウスウエスト航空の1万7381便だった。最も少なかったのはデルタ航空の約1万便だった。
国内の利用はコロナ禍前の水準に急速に迫る勢いで伸びており、航空会社は運賃引き上げで対応している。しかし、予約を受け付けた顧客全員を輸送できていない。
こうした中、上院議員2人が先月、人員不足や運用上の問題による欠航や遅延が生じた航空会社に罰金を科すよう求めた。