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サンコーテクノ Research Memo(7):16/3期は減収減益となったが前期比3円の増配を行う

発行済 2016-07-26 16:05
更新済 2016-07-26 16:33
サンコーテクノ Research Memo(7):16/3期は減収減益となったが前期比3円の増配を行う
■株主還元

サンコーテクノ {{|0:}}は株主還元を重要な経営課題と位置付け、配当による還元を基本方針としている。
株主対する利益還元の意識は高く、単なる「安定配当」ではなく、「安定増配」を志向している点が特徴的だ。
増配を強く志向するのは、継続的な利益成長に対する同社の自信度の表れであるというのが弊社の理解だ。


2016年3月期は前期比減収減益決算となったが、配当は期初予想どおり、前期比3円増配の18円配を行った。
配当総額は146百万円で、親会社株主に帰属する当期純利益810百万円に対する配当性向は18.1%となった。
従来からの配当性向の低さを是正しようという姿勢や2017年3月期以降の業績回復への自信が、期初予想の維持を支えたものと弊社では考えている。
個人投資家を始めとする株主を重視する姿勢が端的に現れていると言えるだろう。


2017年3月期について同社は2円増配の20円を予想している。
予想1株当たり当期純利益108.13円に基づく配当性向は18.5%となる。
前期に引き続いて配当性向を高めていこうという意思が明確で、株主還元重視の姿勢を読み取ることができる。
同社は配当性向の目安などは公表していないが、中期的に、利益の拡大と配当性向の上昇の2つの面からの配当の増大を期待できると弊社では考えている。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

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