■株主還元
KDDI (T:9433)の株主還元は、財務面の健全性を維持しつつ、安定的な配当を継続していくことを基本方針としている。
この方針に基づいて、中期目標最終年度である2016年3月期は、株主の3年間の支援に感謝の意を表して、期末配当を期初予想から5円増配し、配当性向35.4%となる1株当たり配当金70円(中間配当35円:普通配当30円と記念配当5円、期末配当35円)を実施した。
同時に、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行及び株主還元策の一環として、取得総額1,000億円(上限)の自社株買い(取得株式数3,800万株(上限)、取得期間:2016年5月13日~同年9月23日)を決定、実施すると同時に、70,396,543株(消却前の発行済株式総数に対する割合2.62%)の自己株式の消却を実施(実施日:5月18日)した。
さらに、株主優待制度も強化した。
2016年については、1単元(100株)以上保有する株主に対し、au端末購入に利用できるクーポンを保有株式数と保有期間に応じて贈呈(100株、1年未満保有:5,000円)する従来の株主優待に加えて、新たにau WALLET Marketから人気商品を厳選した商品詰め合わせセット(2,500円相当の食品4品)を贈呈。
2017年3月期は、新中期目標の連結配当性向35%超(従来の30%超から35%超へ引き上げ)に基づいて、15期連続増配、6期連続2ケタ増配となる80円(配当性向36.9%)を計画している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正 )
KDDI (T:9433)の株主還元は、財務面の健全性を維持しつつ、安定的な配当を継続していくことを基本方針としている。
この方針に基づいて、中期目標最終年度である2016年3月期は、株主の3年間の支援に感謝の意を表して、期末配当を期初予想から5円増配し、配当性向35.4%となる1株当たり配当金70円(中間配当35円:普通配当30円と記念配当5円、期末配当35円)を実施した。
同時に、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行及び株主還元策の一環として、取得総額1,000億円(上限)の自社株買い(取得株式数3,800万株(上限)、取得期間:2016年5月13日~同年9月23日)を決定、実施すると同時に、70,396,543株(消却前の発行済株式総数に対する割合2.62%)の自己株式の消却を実施(実施日:5月18日)した。
さらに、株主優待制度も強化した。
2016年については、1単元(100株)以上保有する株主に対し、au端末購入に利用できるクーポンを保有株式数と保有期間に応じて贈呈(100株、1年未満保有:5,000円)する従来の株主優待に加えて、新たにau WALLET Marketから人気商品を厳選した商品詰め合わせセット(2,500円相当の食品4品)を贈呈。
2017年3月期は、新中期目標の連結配当性向35%超(従来の30%超から35%超へ引き上げ)に基づいて、15期連続増配、6期連続2ケタ増配となる80円(配当性向36.9%)を計画している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正 )