アジア時間25日のビットコインやその他の主要仮想通貨の価格は小幅高となっている。相場を動かす大きな要因はなかったが、株式や仮想通貨取引所のスタートアップ企業のロビンフッド(Robinhood)は24日に、ニューヨーク州金融サービス局(DFS)からビットライセンスを取得した。
これにより、ニューヨーク州のユーザーは、ビットコイン、 イーサリアム、ビットコインキャッシュ、 ライトコインの取引や送金が可能になる。
ロビンフッドの共同CEOであるVlad Tenev氏は、このライセンスは「ニューヨーク州のロビンフッドのプラットフォームユーザーに対して、大きな投資機会をあたえることになる」と語った。
また、DFSは同様にLiverty Xにもライセンスを認めた。同社のユーザーは、デビットカードでATMからビットコインを購入できるようになった。
DFSは、これらは「ニューヨーク州のフィンテック産業のイノベーションを発展させるだろう」と述べている。同規制当局では、現在のところ仮想通貨を扱う16社に対してライセンスを認めている。
25日の日本時間午後0時45分では、 ビットコインは前日比0.62%高の3576.2ドルとなっている。
他の仮想通貨も同様に小幅高となった。 イーサリアムは前日比0.77%高の116.782ドル、XRPは0.64%高の0.31679ドル、 ライトコインは3.89%高の32.83ドルとなっている。
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