日銀に事務局を置く金融広報中央委員会が3日に発表した「金融リテラシー調査 2019年」で、仮想通貨を入手したことがある人のうち、「利益が出た」と回答したのは18.3%だった。一方で「損失が出た」と答えた人31.2%だった。仮想通貨の理解度が高い回答者で「利益が出た」と答えたのは39.8%と高く、報告書では「暗号資産に関する理解度によって運用成績に違いが生じている」と分析している。
仮想通貨の入手状況を聞いた問いでは、「仮想通貨を入手したことがある」とした人は7.8%だった。そのうち、年齢別で見ると、30代が入手者比率が最も高く23.9%、40代が22.0%と続いた。