麻生太郎財務相は、日本銀行が欧州中央銀行(ECB)などとデジタル通貨の研究に乗り出したことについて、デジタル通貨を発行した場合の利便性だけでなく、国の通貨としての信用性をどう確保するかについても研究するべきだとの認識を示した。24日に開かれた記者会見での発言をNHKが報じた。
麻生氏は日銀の共同研究について質問され、「現時点ではデジタル通貨を発行する計画はない」と回答。その上で「いま使われているお金は送金に手間がかかり、手数料も高すぎるという話があるのに比べて、デジタル通貨は便利になるという話が背景にある」と説明した。