[北京 3日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)は3日、穏健な金融政策を正確かつ効果的に実施し、カウンターシクリカル調整に注意を払い、内需拡大と信頼強化に努める方針を示した。
人民銀は、銀行の資本増強を支援し、金融機関が製造業への中長期融資を増やすよう指導する。四半期ごとの金融政策委員会会合後に発表した声明で明らかにした。
声明は、中国経済は上向いているが、有効需要不足と社会的期待の低迷という課題に依然として直面していると指摘。人民銀は導入した金融政策の履行力を強化し、流動性を適度に潤沢に保つとした。
経済がデフレ圧力に直面しているため、人民銀は物価の「緩やかな上昇」を改善し、物価を妥当な水準に維持するという。
人民銀はまた、大手銀行が実体経済に金融サービスを提供する上で重要な役割を果たすよう指導するとした。