インテリックス (T:8940)は5日、2019年5月期第3四半期(18年6月-19年2月)連結決算を発表した。
売上高が前年同期比21.8%減の244.16億円、営業利益が同38.2%減の5.03億円、経常利益が同51.1%減の2.81億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同44.1%減の1.96億円となった。
主要事業である中古マンション再生流通事業(リノヴェックスマンション事業)の売上高は前年同期比23.3%減の199.48億円、営業利益は同44.2%減の4.40億円となった。
物件当たりの利益率は順調に改善しているが、在庫件数が低水準で推移した。
また、販売件数が前年同期比で23.3%減の836件と伸びなかった。
その他不動産事業の売上高は前年同期比14.2%減の44.67億円、営業利益は同22.1%増の4.84億円となった。
中定期的な視点で多様なポートフォリオを作成し安定成長を図るため、業容の拡大に努めた。
リースバック物件の増加が寄与し、不動産による賃貸収入売上増や同業他社や個人向けのリノベーション内装工事やホテル運営が増益となった。
2019年5月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比2.6%増の446.40億円、営業利益が同9.2%増の17.03億円、経常利益が同4.6%増の13.11億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同9.5%増の8.79億円とする期初計画を据え置いている。
リノヴェックスマンション販売に関して前期水準を確保するのは難しいが、前4Q以降は利益率の改善が継続中で、当4Qにその他不動産の売却等を想定しており、同社は通期予想利益の確保を目指している。