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米国株見通し:下げ渋りか、売り一巡後は買戻しも

発行済 2022-12-20 14:01
更新済 2022-12-20 14:15
© Reuters.
(13時50分現在)

S&P500先物      3,783.70(-34.0)
ナスダック100先物  10,969.90(-114.7)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は大幅安、NYダウ先物は200ドル超安。
米10年債利回りは上昇し、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。



19日の主要3指数は続落。
序盤からほぼ一貫して値を下げるなか、ダウはプラスを維持できず、162ドル安の32757ドルと4日連続のマイナスで取引を終えた。
前週開催された連邦公開市場委員会(FOMC)で連邦準備制度理事会(FRB)による引き締め長期化の方針が示され、先行きの経済への懸念が強まった。
長期金利の上昇を受けハイテクを中心とした売りが相場を圧迫。
自律反発狙いの買いも入らず、軟調地合いが鮮明になった。



本日は下げ渋りか。
足元で発表された経済指標でフィラデルフィア連銀製造業景気指数やPMI、鉱工業生産から製造業関連の予想を下回るケースが目立つ。
また、小売売上高では消費の減退も顕著になっている。
今晩も具体的な手がかりが乏しいなか、FRBによるタカ派的な政策スタンスを受けた金利高で買いは入りづらい展開となりそうだ。
一方で、弱気相場が続くなか、割安感の生じたハイテクや景気敏感への買戻しが相場を支えるとみる。




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