[ロンドン/シンガポール 20日 ロイター] - 中国税関総署が20日発表した統計によると、2022年は割安のロシア産原油の輸入が拡大した。ロシアは前年と同様にサウジアラビアに次ぐ2番目の原油調達先だった。
ロシア産原油の輸入は前年比8%増の8625万トン、日量172万バレルだった。12月単月では647万トン、日量152万バレルで前年同月の日量170万バレルを下回った。
22年のサウジ産原油の輸入は8749万トン、日量175万バレルで、21年とほぼ同水準だった。
マレーシアからの輸入は3568万トンと前年からほぼ2倍となった。
イラン産は78万0392トンで、ベネズエラからの輸入は記録されていない。
石油市場分析会社ボルテクサによると、12月のイラン産原油の輸入は前年比130%増の日量120バレルと過去最大となった。
22年の米国からの輸入は789万トンと前年比31%減少した。