■NY株式:NYダウ30ドル高、米中貿易摩擦解消への期待が強まる米国株式相場は上昇。
ダウ平均は30.52ドル高の27492.63、ナスダックは1.48ポイント高の8434.68で取引を終了した。
トランプ政権が中国への関税措置の一部撤回を検討していることが報じられ、買いが先行。
昨日の株価上昇を受けた利益確定の動きが上値を抑えたものの、10月ISM非製造業景況指数が予想を上振れたことも好感され、堅調推移となった。
セクター別では、食品・生活必需品小売や消費者・サービスが上昇する一方で不動産や商業・専門サービスが下落した。
食品小売のクローガー(KR)は、10億ドルの自社株買い計画を発表し大幅上昇。
ドラッグストアのウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)は、株式非公開化を検討していることが報じられ堅調推移。
グラフィックソフトのアドビ・システムズ(ADBE)は、強気な業績見通しを示し上昇。
一方で、配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズ(UBER)は、配車需要を示す指標が予想を下回り大幅下落となった。
通信大手のTモバイル(TMUS)とスプリント(S)の合併計画は、米連邦通信委員会(FCC)が正式に承認した。
Horiko Capital Management LLC■NY為替:ドル強含み、米中通商協議進展への期待高まる5日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円81銭から109円24銭まで上昇し、109円17銭で引けた。
一部報道によると、中国は米国との通商協議における第1段階の合意に関して、9月に発動した対中関税を撤回するよう求めている。
「第1段階」貿易協定の正式合意成立に向けて、米中が輸入関税を緩めることを検討していることや、市場予想を上回った10月ISM非製造業景況指数で成長見通しが改善。
年内の金利据え置き観測が広がっており、米債利回りは上昇。
ドル買いに拍車がかかった。
ユーロ・ドルは、1.1111ドルから1.1064ドルまで下落し、1.1073ドルで引けた。
ユーロ・円は、120円95銭から120円70銭まで下落した。
ポンド・ドルは、1.2903ドルから1.2859ドルまで下落した。
ドル・スイスは、0.9909フランから0.9936フランへ上昇した。
■NY原油:続伸で57.23ドル、米中通商協議のさらなる進展への期待高まるNY原油先物12月限は続伸(NYMEX原油12月限終値:57.23 ↑0.69)。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は前日比+0.69ドルの1バレル=57.23ドルで通常取引を終えた。
時間外取引を含めた取引レンジは56.30ドル−57.50ドル。
ドル高が多少嫌気されたが、米中通商協議のさらなる進展への期待や、10月ISM非製造業景況指数が改善したことなどが買い材料となった。
報道によると、中国は米国との通商協議における「第1段階」の合意の一環として、9月に発動した対中関税を撤回するよう米国に要請しており、第1段階の合意には12月15日に約1560億ドルの対中関税発動を中止することも含まれているもよう。
■主要米国企業の終値銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)バンクオブアメリカ(BAC) 32.82ドル +0.42ドル(+1.30%)モルガン・スタンレー(MS) 48.75ドル -0.08ドル(-0.16%)ゴールドマン・サックス(GS)218.64ドル -1.23ドル(-0.56%)インテル(INTC) 57.55ドル -0.06ドル(-0.10%)アップル(AAPL) 257.13ドル -0.37ドル(-0.14%)アルファベット(GOOG) 1292.03ドル +0.66ドル(+0.05%)フェイスブック(FB) 194.32ドル -0.40ドル(-0.21%)キャタピラー(CAT) 146.37ドル -0.55ドル(-0.37%)アルコア(AA) 22.59ドル -0.32ドル(-1.40%)ウォルマート(WMT) 118.86ドル +1.29ドル(+1.10%)スプリント(S) 6.14ドル -0.01ドル(-0.16%)