■決算動向
(2)財務状況
早稲田アカデミー (T:4718)の2016年3月末の財務状況を見ると、総資産は前期末比463百万円増の12,187百万円となった。
主な変動要因は、流動資産で現預金が555百万円増加したほか、固定資産では水戸アカデミーの子会社化に伴い、のれんが84百万円増加した。
また、保有不動産の売却等により有形固定資産が156百万円減少した。
負債合計は同98百万円増の5,637百万円となった。
有利子負債が128百万円、未払消費税等が184百万円減少した一方で、未払金が160百万円、未払法人税等が87百万円それぞれ増加した。
また、純資産は利益剰余金の増加を主因として、前期末比364百万円増の6,549百万円となった。
経営指標を見ると、安全性を示す自己資本比率は53.7%と50%を超える水準で安定して推移しているほか、有利子負債の削減が順調に進んでおり、財務体質の強化が着実に進んでいるものと判断される。
一方、収益性に関してもROEや営業利益率など前期比でいずれも改善しており、収益性改善に向けた取り組みが成果を出しつつあると言える。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
主な変動要因は、流動資産で現預金が555百万円増加したほか、固定資産では水戸アカデミーの子会社化に伴い、のれんが84百万円増加した。
また、保有不動産の売却等により有形固定資産が156百万円減少した。
負債合計は同98百万円増の5,637百万円となった。
有利子負債が128百万円、未払消費税等が184百万円減少した一方で、未払金が160百万円、未払法人税等が87百万円それぞれ増加した。
また、純資産は利益剰余金の増加を主因として、前期末比364百万円増の6,549百万円となった。
経営指標を見ると、安全性を示す自己資本比率は53.7%と50%を超える水準で安定して推移しているほか、有利子負債の削減が順調に進んでおり、財務体質の強化が着実に進んでいるものと判断される。
一方、収益性に関してもROEや営業利益率など前期比でいずれも改善しており、収益性改善に向けた取り組みが成果を出しつつあると言える。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)