■決算動向
(1) 2016年9月期第2四半期累計の業績概要
5月12日付で発表されたジャパンベストレスキューシステム (T:2453)の2016年9月期第2四半期累計の連結業績は、売上高が前年同期比8.0%減の5,740百万円、営業利益が同56.5%増の484百万円、経常利益が同46.4%増の488百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同140.4%増の549百万円と減収増益決算となった。
前下期に環境メンテナンス事業や自動車賃貸事業等から撤退したことで売上高は減収となったものの、これら不採算事業が無くなったことに加えてコア事業が拡大したことにより、営業利益は2ケタ増益となった。
環境メンテナンス事業と自動車賃貸事業の撤退による業績への影響額は、売上高で729百万円の減収、営業利益で134百万円の増益要因となっており、コア事業の4事業(コールセンター事業、会員事業、企業提携事業、少額短期保険事業)だけで見ると、売上高は前年同期比5.7%増の5,767百万円(セグメント間内部消去後の売上高は5,683百万円)、営業利益(全社費用控除前)は同8.9%増の836百万円となった。
また、期初会社計画との比較では、コールセンター事業や企業提携事業の低迷により売上高が若干下振れたものの、収益体質の強化に取り組むなかで広告宣伝費や経費等の削減を進めたことにより、利益面では計画を上回った。
なお、特別利益として投資有価証券売却益225百万円を計上したことで、四半期純利益は大幅増益となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
(1) 2016年9月期第2四半期累計の業績概要
5月12日付で発表されたジャパンベストレスキューシステム (T:2453)の2016年9月期第2四半期累計の連結業績は、売上高が前年同期比8.0%減の5,740百万円、営業利益が同56.5%増の484百万円、経常利益が同46.4%増の488百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同140.4%増の549百万円と減収増益決算となった。
前下期に環境メンテナンス事業や自動車賃貸事業等から撤退したことで売上高は減収となったものの、これら不採算事業が無くなったことに加えてコア事業が拡大したことにより、営業利益は2ケタ増益となった。
環境メンテナンス事業と自動車賃貸事業の撤退による業績への影響額は、売上高で729百万円の減収、営業利益で134百万円の増益要因となっており、コア事業の4事業(コールセンター事業、会員事業、企業提携事業、少額短期保険事業)だけで見ると、売上高は前年同期比5.7%増の5,767百万円(セグメント間内部消去後の売上高は5,683百万円)、営業利益(全社費用控除前)は同8.9%増の836百万円となった。
また、期初会社計画との比較では、コールセンター事業や企業提携事業の低迷により売上高が若干下振れたものの、収益体質の強化に取り組むなかで広告宣伝費や経費等の削減を進めたことにより、利益面では計画を上回った。
なお、特別利益として投資有価証券売却益225百万円を計上したことで、四半期純利益は大幅増益となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)