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売られ過ぎ意識も-2σに沿った調整を警戒

発行済 2016-09-16 08:31
更新済 2016-09-16 08:33
売られ過ぎ意識も-2σに沿った調整を警戒
[本日の想定レンジ]
 15日のNY市場は上昇。
8月小売売上高や8月鉱工業生産などが予想を下回り、利上げ観測が後退したことが材料視されて買いが先行。
原油価格の上昇のほか、ハイテク銘柄への買いが続いていることなども安心感につながり、終日堅調推移となった。
ダウ平均は177.71ドル高の18212.48、ナスダックは75.92ポイント高の5249.69。
シカゴ225先物清算値は大阪比130円高の16390円。

 買いが先行するとみられるが、米利上げ観測の後退から円相場は円高に振れて推移しており、次第にこう着感Gは強まりそうである。
連休を控えていることも、手掛けづらくさせよう。
日経平均はボリンジャーバンドでは-2σまで下げており、いったんは売られ過ぎが意識されようが、バンドは切り下がりをみせていることもあり、バンドの下降に沿った調整が警戒される。

 また、直近安値水準まで下げてきたことから、6月安値をボトムとした下値切り上げのトレンドを割り込んでいる。
一目均衡表では遅行スパンが下方転換シグナルを発生させてきており、16230円辺りに位置する雲上限が意識されてきている。
週間形状では再び26週線を割り込んできており、13週線のサポートを試す可能性がある。
価格帯別出来高では商いの膨れている16600-16700円を割り込んでおり、戻り待ちの売り圧力がさらに強まってきている。
16350-16550円のレンジを想定する。


[予想レンジ]

上限 16550円−下限 16350円

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