米国労働省がワシントンで6日に発表を予定している最新9月の雇用統計で、雇用の伸びは平均で10万人を割り込むと見られている。
10万人割れとなると、3月以来で初めてとなる。
米国を襲った2つの大型ハリケーンの影響を受けて企業による新規の雇用が滞った。
米労働省が発表した週次失業保険申請件数も大幅に増加傾向にある。
米国の民間部門の雇用者数を示すADP雇用統計の9月分は前月比+13.5万人となった。
伸びは8月+23.7万人から鈍化。
昨年10月以降ほぼ1年ぶり低水準となった。
同指数は米労働省が発表する雇用統計と最も相関性が強い先行指標として注目される。
一方、製造業や非製造業の雇用は予想に反して、順調に伸びが拡大している。
米供給管理協会(ISM)が発表した9月非製造業景況指数は2005年8月以降12年ぶり高水準に達したが、同指数の雇用は56.8と、5月来の高水準となった。
米国経済は7割消費が占めるため、特に非製造業景況指数の雇用動向が雇用統計を左右する。
また、9月ISM製造業景況指数の雇用も2011年6月以降6年ぶりの高水準を記録した。
9月雇用統計がポジティブサプライズとなる可能性もある。
2005年に米国、ニューオーリンズを襲った巨大ハリケーン・カトリーナ直後もISM非製造業指数が跳ね上がり、その後は低下する傾向が見られた。
今回も、10月以降に再び活動が鈍化する可能性はある。
9月雇用統計はハリケーンの影響で混乱が予想される。
エコノミストの雇用予想も最高で26万人の増加、最低で4.5万人の減少と、予想レンジも大きい。
ただ、連邦公開市場委員会(FOMC)の利上げ軌道を覆すことにはならないと考えられる。
■9月雇用統計の先行指標
・ADP雇用統計:前月比+13.5万人(予想:+13.5万人、8月:+23.7万人)
・ISM製造業景況指数:雇用:60.3(59.9)2011年6月以降6年ぶりの高水準
・ISM非製造業景況指数:
・NY連銀製造業景況指数:
雇用(現状):10.6(8月6.2、平均9.0)
週平均就業時間:5.7(10.9、6か月平均6.9)
6か月先
雇用:13.8(8月9.3、6か月平均14.0)
週平均就業時間:+4.1(8月-3.1、6か月平均2.3)
・フィラデルフィア連銀製造業景況指数
雇用(現状):+6.6(8月+10.1、6ヶ月平均+13.5)
週平均就業時間:+11.9(+18.8、6か月平均+15.9)
6か月先
雇用:30.1(8月33.1、6か月平均31.2)
週平均就業時間:18.1(8月15.3、6か月平均10.3)
・リッチモンド連銀製造業景況指数
雇用(現状):15(8月17)
週平均就業時間:16(8月10)
賃金::17(8月18)
6か月先
雇用:33(8月30)
週平均就業時間:25(8月16)
賃金::32(8月35)
・消費者信頼感指数
雇用(現状)
十分:32.6(8月34.4、前年同月27.6)
不十分:49.3(8月47.2、前年同月50.1)
困難:18.1(9月18.4、前年同月22.3)
雇用(6か月先予想)
増加:19.5(8月16.8、前年同月15.7)
減少:13.5(8月13.2、18.1)
不変:67.0(8月70.0、66.2)
所得(6か月先予想)
増加:20.5(8月19.9、前年同月17.5)
減少:8.3(8月8.4、10.4)
不変:71.2(8月71.7、72.1)
・失業保険申請件数
件数 前週比 4週平均 継続受給者数
09/23/17| 272,000| 12,000| 277,750 | n/a
09/16/17| 260,000| -21,000| 268,750 | 1,934,000
09/09/17| 281,000| -17,000| 262,500 | 1,979,000
09/02/17| 298,000| 62,000| 250,250 | 1,935,000
08/26/17| 236,000| 1,000| 236,750 | 1,951,000
08/19/17| 235,000| 3,000| 238,000 | 1,945,000
08/12/17| 232,000| -12,000| 240,500 | 1,954,000
08/05/17| 244,000| 3,000| 241,000 | 1,954,000
■市場予想
失業率:4.4%(8月4.4%)
非農業部門雇用者数:前月比+8万人(8月+15.6万人)
民間部門雇用者数:前月比+7.4万人(8月+16.5万人)
平均時給:予想:前月比+0.3%、前年比+2.5%(8月+0.1%、+2.5%)
10万人割れとなると、3月以来で初めてとなる。
米国を襲った2つの大型ハリケーンの影響を受けて企業による新規の雇用が滞った。
米労働省が発表した週次失業保険申請件数も大幅に増加傾向にある。
米国の民間部門の雇用者数を示すADP雇用統計の9月分は前月比+13.5万人となった。
伸びは8月+23.7万人から鈍化。
昨年10月以降ほぼ1年ぶり低水準となった。
同指数は米労働省が発表する雇用統計と最も相関性が強い先行指標として注目される。
一方、製造業や非製造業の雇用は予想に反して、順調に伸びが拡大している。
米供給管理協会(ISM)が発表した9月非製造業景況指数は2005年8月以降12年ぶり高水準に達したが、同指数の雇用は56.8と、5月来の高水準となった。
米国経済は7割消費が占めるため、特に非製造業景況指数の雇用動向が雇用統計を左右する。
また、9月ISM製造業景況指数の雇用も2011年6月以降6年ぶりの高水準を記録した。
9月雇用統計がポジティブサプライズとなる可能性もある。
2005年に米国、ニューオーリンズを襲った巨大ハリケーン・カトリーナ直後もISM非製造業指数が跳ね上がり、その後は低下する傾向が見られた。
今回も、10月以降に再び活動が鈍化する可能性はある。
9月雇用統計はハリケーンの影響で混乱が予想される。
エコノミストの雇用予想も最高で26万人の増加、最低で4.5万人の減少と、予想レンジも大きい。
ただ、連邦公開市場委員会(FOMC)の利上げ軌道を覆すことにはならないと考えられる。
■9月雇用統計の先行指標
・ADP雇用統計:前月比+13.5万人(予想:+13.5万人、8月:+23.7万人)
・ISM製造業景況指数:雇用:60.3(59.9)2011年6月以降6年ぶりの高水準
・ISM非製造業景況指数:
・NY連銀製造業景況指数:
雇用(現状):10.6(8月6.2、平均9.0)
週平均就業時間:5.7(10.9、6か月平均6.9)
6か月先
雇用:13.8(8月9.3、6か月平均14.0)
週平均就業時間:+4.1(8月-3.1、6か月平均2.3)
・フィラデルフィア連銀製造業景況指数
雇用(現状):+6.6(8月+10.1、6ヶ月平均+13.5)
週平均就業時間:+11.9(+18.8、6か月平均+15.9)
6か月先
雇用:30.1(8月33.1、6か月平均31.2)
週平均就業時間:18.1(8月15.3、6か月平均10.3)
・リッチモンド連銀製造業景況指数
雇用(現状):15(8月17)
週平均就業時間:16(8月10)
賃金::17(8月18)
6か月先
雇用:33(8月30)
週平均就業時間:25(8月16)
賃金::32(8月35)
・消費者信頼感指数
雇用(現状)
十分:32.6(8月34.4、前年同月27.6)
不十分:49.3(8月47.2、前年同月50.1)
困難:18.1(9月18.4、前年同月22.3)
雇用(6か月先予想)
増加:19.5(8月16.8、前年同月15.7)
減少:13.5(8月13.2、18.1)
不変:67.0(8月70.0、66.2)
所得(6か月先予想)
増加:20.5(8月19.9、前年同月17.5)
減少:8.3(8月8.4、10.4)
不変:71.2(8月71.7、72.1)
・失業保険申請件数
件数 前週比 4週平均 継続受給者数
09/23/17| 272,000| 12,000| 277,750 | n/a
09/16/17| 260,000| -21,000| 268,750 | 1,934,000
09/09/17| 281,000| -17,000| 262,500 | 1,979,000
09/02/17| 298,000| 62,000| 250,250 | 1,935,000
08/26/17| 236,000| 1,000| 236,750 | 1,951,000
08/19/17| 235,000| 3,000| 238,000 | 1,945,000
08/12/17| 232,000| -12,000| 240,500 | 1,954,000
08/05/17| 244,000| 3,000| 241,000 | 1,954,000
■市場予想
失業率:4.4%(8月4.4%)
非農業部門雇用者数:前月比+8万人(8月+15.6万人)
民間部門雇用者数:前月比+7.4万人(8月+16.5万人)
平均時給:予想:前月比+0.3%、前年比+2.5%(8月+0.1%、+2.5%)