22日の日本株市場は、引き続きこう着感の強い相場展開になりそうだ。
21日の米国市場では、税制改革による業績拡大が見込まれる主要企業が、相次いで従業員に還元する方針を発表したことが好感された。
一方で、クリスマスの連休を控えて閑散取引となっており、7-9月期GDP確報値がやや下方修正されたこともあって上値は限られている。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比10円安の22790円となった。
円相場は1ドル113円30銭台と横ばい推移、ADRの日本株は高安まちまちとなっており、方向感は掴みづらいだろう。
また、SOX指数は下落しており、買い戻し等から反発が意識されていたハイテク株への重しになりそうである。
値がさハイテク株が弱い動きとなるようだと、日経平均の上値を抑える格好にもなりそうだ。
一方で、米国の大型税制改革は日本企業には法人税の負担減が全体で4000億円規模の利益押し上げ効果を生むと報じられている。
これが自動車や商社などの株価を下支えする格好になろう。
もっとも、海外勢がクリスマス休暇となり、週末要因も重なって、より閑散な取引になりそうである。
6連騰と強い動きをみせているJASDAQ平均などをみると、中小型株に資金が向かいやすい。
仮想通貨や次世代電池、働き方改革といった来年も引き続き注目されるテーマ株へも資金が向かいやすいだろう。
(村瀬智一)
21日の米国市場では、税制改革による業績拡大が見込まれる主要企業が、相次いで従業員に還元する方針を発表したことが好感された。
一方で、クリスマスの連休を控えて閑散取引となっており、7-9月期GDP確報値がやや下方修正されたこともあって上値は限られている。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比10円安の22790円となった。
円相場は1ドル113円30銭台と横ばい推移、ADRの日本株は高安まちまちとなっており、方向感は掴みづらいだろう。
また、SOX指数は下落しており、買い戻し等から反発が意識されていたハイテク株への重しになりそうである。
値がさハイテク株が弱い動きとなるようだと、日経平均の上値を抑える格好にもなりそうだ。
一方で、米国の大型税制改革は日本企業には法人税の負担減が全体で4000億円規模の利益押し上げ効果を生むと報じられている。
これが自動車や商社などの株価を下支えする格好になろう。
もっとも、海外勢がクリスマス休暇となり、週末要因も重なって、より閑散な取引になりそうである。
6連騰と強い動きをみせているJASDAQ平均などをみると、中小型株に資金が向かいやすい。
仮想通貨や次世代電池、働き方改革といった来年も引き続き注目されるテーマ株へも資金が向かいやすいだろう。
(村瀬智一)