経済成長の鈍化と地政学的リスクへの懸念が高まり、安全資産への逃避が進んだため金価格は火曜日に3ヶ月ぶりの高値をつけた。
ニューヨーク商品取引所の金先物は、19.50ドル(約1.6%)上昇し、7月17日以来の最高水準である1トロイオンスあたり1,240.80ドルをつけた。
一方、ゴールドスポットは1オンスあたり1,238.04ドルで取引され、1.3%高となった。
トランプ米大統領によるロシアとの中距離核兵器禁止条約離脱、米国中間選挙、サウジアラビアの記者であるカショギ氏殺害など、多数の経済的・地政学的問題に対する懸念が再び浮かび上がった。米中貿易戦争、イタリアの予算問題、ブレグジット交渉問題なども市場のセンチメントを悪化させた。
金はしばしば地政学的緊張の高まりや市場の混乱の時に求められる。
他の金属の動きでは、 銀先物 は約1%高の1トロイオンスあたり14.81ドル、プラチナ先物は1.2%高の 832.30ドル、パラジウム先物は2.1%高の1,130.40ドルとなった。
12月限銅先物は1%安の1ポンドあたり2.746ドルとなった。