木曜日に発表された12月の中国生産者物価指数と消費者物価指数の成長率が共に市場予想よりも低かった。
中国国家統計局の最新データによると、生産者が出荷する時点での価格の変化を表す12月の生産者物価指数は前年同月比0.9%上昇し、予想されていた1.6%を下回った。
生産者物価指数は現在6ヶ月間連続で低下している、とサウスチャイナ・モーニング・ポストが報じた。
商品やサービスの価格基準となる11月の消費者物価指数は前年同月比2.2%上昇したが、12月には前年同月比1.9%の上昇となった。
キャピタル・エコノミクスのシニア中国エコノミストであるJulian Evans-Pritchard氏はこのデータが「国内需要の減少を表している他のデータと一致している」と述べた。
同氏は木曜日、減速しているインフレによって中国政府には「金融緩和の余地が十分にある」と述べた。また、「それどころか、不調な生産者物価指数を受けて、中央銀行による預金準備率の切り下げなどの金融緩和政策の必要性が増すだろう」と述べた。
木曜日、上海総合指数と深セン総合指数は共に上昇し、今回の経済統計は中国株式市場にはあまり影響を与えなかったと見える。
同時に、米ドル/中国元は0.4%安の6.7902になり、中国元は米ドルに対して上昇した。