［オスロ ２０日 ロイター］ - ノルウェー中銀は２０日、緊急の政策会合を開き、政策金利を１．０％から過去最低の０．２５％へと引き下げた。新型コロナウイルスの感染拡大による経済への悪影響を緩和するため、一段の利下げも示唆した。
ノルウェー中銀は１３日にも５０ベーシスポイント（ｂｐ）利下げしており、新型コロナを理由とした緊急利下げは２度目。[nL4N2B62VR]
中銀は今回の緊急会合後に発表した声明文の中で、「先週の利下げ以降、ノルウェー経済の状況は引き続き悪化している」と指摘。「政策金利が短期金利に確実に反映されるよう、今後も措置を検討していく。一段の利下げも排除しない」とした。利下げは全会一致の決定だった。
通貨クローネは対ユーロで下落した。緊急利下げが発表される直前の１ユーロ＝１１．７９クローネに対し、０７５１ＧＭＴ（日本時間午後４時５１分）現在は１ユーロ＝１１．９５クローネで推移している。
ノルデア・マーケッツは顧客向けのリポートで「今後数週間以内に政策金利はゼロ％へとさらに引き下げられると予想している」とした。
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