本日のマザーズ先物は、前日の米国株の反発などを映して、投資マインドの改善が続き、買い先行で始まりそうだ。
前日の米国市場は、米経済活動の正常化への期待感から買いが先行しNYダウなど主要株価指数は反発した。
米サプライマネジメント協会(ISM)が1日発表した5月の製造業景況感指数は4月から小幅に上昇したことも、景気改善期待につながった。
また、中国や欧州でも景況感の回復を示す経済指標が出始めており、世界的な景気回復への期待が相場の支援材料になっている。
こうした流れを引き継いで、日経平均も続伸してスタートしそうで、マザーズ先物にも好影響を及ぼしそうだ。
前日のマザーズ市場では、遠隔授業やテレワーク関連などコロナ後の新たな生活様式に関連する企業などの投資家の資金が流入し、マザーズ指数は昨年12月以来となる1000ptの大台を回復した。
市場では「次々と材料が出ており、この流れが続けば、マザーズ市場の上昇基調は途切れない」との声もあり、マザーズ先物高につながりそうだ。
ただ、急ピッチの上昇に対する警戒感は拭えていないほか、米中関係の先鋭化懸念、新型コロナウイルスの感染第二波に対する警戒感なども残っており、買い一巡後は、上値の重さが意識される場面もありそうだ。
上値のメドは1020.0pt、下値のメドは990.0ptとする。