[東京 25日 ロイター] - 日本ショッピングセンター(SC)協会が25日発表した5月のSC既存店売上高は前年比70.1%の大幅増となった。緊急事態宣言下で全国的に自主休業が多かった前年同月からの反動が出た。ただ、コロナ禍前の前々年同月との比較では33.2%減だった。
業種別にみると、飲食店舗は時短営業に加えて酒類の提供禁止の影響が大きく、苦戦が続いている。一方、同じ飲食店舗でもファストフードはテイクアウト需要の高まりで好調との声が聞かれた。また、「母の日」関連で洋菓子などの食物販やギフトが堅調との声もあった。協会では、外出自粛に伴い家族で過ごす時間が増えたことも後押しになったとの見方を示している。