[25日 ロイター] - 自動車業界コンサルタントのJDパワーとLMCオートモーティブは25日、6月の米自動車販売台数の伸びが前月から鈍化するとの見通しを示した。消費者の需要は堅調だが、半導体不足の影響で在庫は低水準になっているという。
6月の米自動車販売台数(小売りベース)は110万台と、前年比12.4%増加する見通し。5月は34%増、4月は110%増がそれぞれ見込まれていた。
小売以外も合わせた6月自動車販売台数は前年比19.5%増の130万台になる見通し。
JDパワー情報分析部のトマス・キング代表は「ディーラーの在庫減少の影響が業界全体の販売台数に影響を与え始めており、購入者は希望する新車を探すのに苦労している」と指摘した。
平均取引価格は14.9%上昇し、4万0206ドルと過去最高に達するもよう。1台当たりの販売奨励金(インセンティブ)は前年同月の4349ドルから2492ドルに減少する見通し。