[ブリュッセル 29日 ロイター] - 欧州連合(EU)の欧州委員会が29日発表した6月のユーロ圏景況感指数は21年ぶり高水準の117.9となった。5月の114.5から急上昇したほか、予想の116.5も上回った。
新型コロナウイルスのワクチン接種ペースが加速したことが一段の経済再開につながり、小売りやサービスを始め全業種で改善した。
サービス業景況感指数は5月の11.3から17.9に上昇し、予想を大きく上回った。小売業の景況感は5月の0.5から4.5ポイントに改善した。
消費者信頼感指数確報値はマイナス3.3に小幅上昇した。
ドイツの景況感は過去最高を記録。EU主要6カ国はスペインを除き景況感が改善した。
製造業の販売価格期待指数は5月の29.9ポイントから36.0ポイントに上昇し、1985年以来の高水準となった。