[ブリュッセル 16日 ロイター] - 欧州連合(EU)統計局が16日発表した6月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)改定値は前年同月比1.9%上昇し、上昇率は5月の2.0%から鈍化した。伸び率が鈍化するのは昨年9月以来。
6月30日に発表された速報値と変わらなかった。
変動の大きいエネルギーと未加工食品を除いたコアインフレ率は0.9%で、5月と同水準だった。エネルギーと食品に加えてアルコールとたばこも除外したインフレ率は0.9%で、5月の1.0%から鈍化した。ともに速報値と同じだった。
同日発表された5月のユーロ圏のモノの貿易統計は、輸出が1882億ユーロ(約2220億ドル)、輸入が1807億ユーロ。
貿易収支は75億ユーロの黒字で、黒字額は4月の109億ユーロから縮小した。5月の貿易黒字縮小は輸出の減少が背景。