[19日 ロイター] - 全米住宅建設業者協会(NAHB)が19日に発表した7月のNAHB/ウエルズ・ファーゴ住宅建設業者指数は80と、前月の81から低下し、2020年8月以来11カ月ぶりの低水準となった。住宅価格の高騰で買い控えの動きが広がっている。
住宅建設業者指数は50が改善と悪化の分岐点となる。市場予想は82だった。20年11月には90と過去最高を付けていた。
NAHBのチーフエコノミスト、ロバート・ディーツ氏は「建設業者が建築資材や建設可能な土地、熟練労働者の不足に加え、厳しい規制環境に直面している」と指摘。「在庫が薄い中で需要が堅調に推移しているにもかかわらず、住宅価格に上向き圧力がかかっていることから、多くの住宅購入希望者が買い控えをしている」と述べた。
現況の一戸建て販売指数は86と前月の87から低下。一方、向こう6カ月間の住宅販売予測指数は前月の79から81に上昇した。
潜在的な住宅購入者の見方を示す指数は前月の71から65に落ち込んだ。