[北京 20日 ロイター] - 中国財政省高官は20日、下半期は歳入の伸びが大幅に鈍化する公算が大きいとの見方を示した。
上半期は前年同期比21.8%増加した。財政省の劉金雲氏は記者会見で、国内経済の回復と生産者物価の上昇が高い伸びにつながったと分析した。
同氏によると、上半期は税収が前年比22.5%、税外収入が17.4%それぞれ増加した。歳出は4.5%増だった。
同省の翔中新氏は同じ会見で、地方政府が6月末までに発行した特別債は差し引き1兆0144億元(1565億6000万ドル)だったと明らかにした。半分が交通や都市インフラ、工業団地などのプロジェクトに使われたという。
中国当局は3月、今年の地方政府による特別債の年間発行上限を3兆6500億元に設定した。
翔氏は下半期に地方政府が合理的なペースで債券を発行するよう財政省が指導すると述べた。