[20日 ロイター] - カナダ資産運用会社ブルックフィールド・アセット・マネジメント傘下の米バッテリー大手クラリオス・インターナショナルは20日、ニューヨーク市場での新規株式公開(IPO)を通じ、最大で107億ドルの企業評価額を見込んでいると発表した。
クラリオスはウィスコンシン州ミルウォーキーに拠点を置く。公式サイトによると、世界3分の1の車が同社製バッテリーを積み、140カ国以上で製品が利用されている。
1株当たり17─21ドルで、約8810万株を売り出す予定。最大18億5000万ドルを調達する。
強制転換型優先株を含む完全希薄化ベースでは、目標価格の上限で112億ドルの企業評価になる見通し。
2020年9月末の通期決算では、新型コロナウイルス流行下の需要減を受け、売上高が前年比11%減の76億ドルで、純損益が3億9900万ドルの赤字だった。前年は2500万ドルの利益を計上していた。 同社は5月に非公表で上場申請していた。