[ベルリン 23日 ロイター] - IHSマークイットが発表した7月のドイツの総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は約25年ぶりの高水準となった。新型コロナウイルス感染防止のための規制緩和などで需要が高まった。生産が追い付かない企業は記録的なペースで雇用を拡大した。
総合PMIは62.5。6月は60.1だった。
投入コストと産出価格が上昇したが、実際の価格上昇幅は5月の記録的水準を若干下回った。
サービス部門PMIは57.5から62.2に上昇し1997年以来の高水準となった。
製造業PMIは65.6で3カ月ぶりの高水準。
IHSマークイットのアソシエートディレクター、フィル・スミス氏は、ドイツの民間部門はなお急ピッチで回復していると指摘。製造業については、需要の状況は引き続き非常に良好だが、生産のほうは、供給制約で一段と注文に追い付かない状況になっていると指摘した。