[香港 29日 ロイター] - 中国証券監督管理委員会(CSRC)は28日夜、市場の懸念を緩和するため、大手投資銀行の幹部とオンライン形式で会合を開いた。関係筋がロイターに明らかにした。
中国当局が前週末、学習塾の非営利団体化を柱とした規制強化を発表したことを受けて投資家懸念が高まり、中国株は今週に入り売りを浴びた。
関係筋が匿名を条件に明らかにしたところによると、会合はCSRCの方星海副主席が主催し、市場を落ち着かせるためのものだという。
この会合については、ブルームバーグが28日に最初に報じた。
29日午前の中国株式市場で上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI300指数は1.2%上昇、上海総合指数も1.0%高となった。
関係筋によると、クレディ・スイス、ゴールドマン・サックス、JPモルガン、UBSなどの幹部が会合に出席した。別の関係筋によると、中国国内で事業免許を取得している外資の投資銀行だけが会合に招待された。
CSRCとクレディ・スイスのコメントは得られていない。ゴールドマン、JPモルガン、UBSはコメントを差し控えた。