[ロンドン 1日 ロイター] - IHSマークイット/CIPSが1日に発表した2月の英国の製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値では、生産指数が56.9と、前月の54.5から上昇し、昨年7月以来7カ月ぶりの高水準となった。速報値からも小幅に上方修正された。
製造業PMIは58.0に上昇し、3カ月ぶりの高水準だった。速報値と前月は57.3。
IHSマークイットは「新規受注の増加は、好調な内需や新規顧客の獲得、新型コロナウイルス感染防止策の緩和、市場環境の改善を反映している」と分析した。
一方、輸出受注は若干減少した。英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)に関連した問題や、海外で続くコロナ規制、顧客が入荷に時間がかかるのを嫌がる傾向が背景にあるとみられる。
供給網の目詰まり問題の緩和を受け、コスト上昇圧力は約1年ぶりの水準に弱まった。投入価格の上昇率は昨年4月以来の低水準で、産出価格の上昇率も5月以来の低水準にとどまった。