[東京 2日 ロイター] - 財務省が2日発表した2021年10―12月期の法人企業統計によると、金融業と保険業を除く全産業の設備投資額は前年同期比4.3%増となった。プラスは3四半期連続。季節調整済み前期比でも3.4%のプラスだった。
設備投資のうち、製造業は前年同期比5.1%増、非製造業は3.8%増といずれもプラスだった。製造業では輸送用機械や生産用機械、非製造業ではサービス業や不動産業が投資を増やした。一方、化学や鉄鋼、運輸業、郵便業などはマイナス寄与となった。
国内総生産(GDP)改定時の基礎となるソフトウエアを除く全産業の設備投資額は前年同期比5.5%増と、3四半期連続のプラスだった。同統計は9日公表の21年10―12月期GDP2次速報に反映される。
全産業の売上高は前年同期比5.7%増と、3四半期連続の増収だった。経常利益は24.7%増と、4四半期連続で増益を確保した。化学や情報通信機械などが増益に寄与した。