[ロンドン 4日 ロイター] - IHSマークイット/CIPSが4日発表した2月の英国の建設業購買担当者景気指数(PMI)は59.1と、前月の56.3から上昇、昨年6月以来の高水準となった。
新型コロナウイルスのオミクロン株流行の影響が薄れ、投入価格上昇率が過去1年近くで最低となった。
ロイターがまとめた市場予想は56.3だった。
住宅建設が8カ月ぶりの高水準。全体の新規受注の伸びは昨年8月以降で最高だった。
引き続き資材と人手が不足しているが、価格上昇のピークは過ぎたとみられ、投入価格の上昇率は2021年3月以来の低水準となった。
入荷遅延の程度は21年半ばの水準を大幅に下回っているが、価格や供給制約への懸念を背景に全体の企業信頼感は過去1年強で最低となった。
製造・サービス・建設を合わせた全セクターPMIは59.8で、前月の54.4から上昇。サービス部門が好調だった。