[ベルリン 4日 ロイター] - 格付け会社スコープは4日、ロシアのウクライナ侵攻を受けて、2022年のドイツの国内総生産(GDP)伸び率予想をこれまでの4.4%から3.5%に引き下げたと発表した。
「ロシアとウクライナの戦争で、供給網はさらに混乱し、インフレ圧力も一段と高まる。ドイツの成長見通しは悪化している」とした。
23年の成長率見通しは2.7%とした。
スコープは、対ロシア制裁に伴う貿易への直接的な影響について、これまでのところは管理可能だと指摘。
「しかし、ドイツ経済は輸出の比重が大きく、輸出業者は海外のサプライヤーに依存している。ウクライナでの戦争はさらなる混乱につながるだろう」とし、特に自動車セクターが顕著な影響を受けるとした。