[10日 ロイター] - ロシアは10日、通信機器や医療機器、自動車用品、農業機器、電気機器、ハイテク機器および一部の林産物の輸出を2022年末まで禁止すると発表した。ウクライナ侵攻を巡る欧米の制裁措置に対し報復を図る。
経済発展省は「これらの措置はロシアに対して講じられた措置に対する合理的な対応であり、経済の主要部門が途切れることなく機能することを目的とするものだ」とした。
追加措置として、外国船のロシア港への入港制限や欧米企業からリースした旅客機をロシアの航空会社が自社所有物として登録することを認めることなども考えられるという。
これとは別にインタファクス通信は関係筋の話として、ロシアがユーラシア経済連合(EEU)加盟国の一部である旧ソ連諸国への穀物輸出およびEEU域外への砂糖輸出を3月15日から8月31日まで一時的に禁止する可能性があると報じた。