[ワシントン 24日 ロイター] - 米商務省が24日に発表した4月の新築一戸建て住宅販売戸数(季節調整済み)は年率換算で前月比16.6%減の59万1000戸となった。減少は4カ月連続で、2020年4月以来2年ぶりの低水準となった。住宅ローン金利と住宅価格の上昇が重しとなり、市場予想の75万戸を大きく下回った。
3月の販売戸数は70万9000戸と、76万3000戸から下方改定された。
4月の販売戸数は4地域全てで減少。北東部で5.9%、中西部で15.1%、南部で19.8%、西部で13.8%減少した。
販売価格中央値は前年同月比19.6%上昇の45万0600ドル。
米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック) のデータによると、30年物固定金利の住宅ローンは4月、2011年2月以来初めて5%を突破。5月19日までの1週間の平均は5.25%に急上昇した。
4月末時点の新築住宅の在庫は44万4000戸。3月は41万戸だった。在庫のうち建設中が約65%、未着工が約27%だった。
4月の販売ペースに基づく在庫の消化期間は9カ月。3月は6.9カ月だった。
TABLE-U.S. April single-family home sales dataWRAPUP 1-U.S. new home sales hit two-year low; prices surge米中古住宅販売、4月は2.4%減 価格過去最高