[ワシントン 8日 ロイター] - イエレン米財務長官は8日、下院歳入委員会で行った証言で、バイデン政権の新型コロナウイルス対策は物価上昇の大きな要因にはなっていないとし、インフレは米国で長期的な問題にはならないとの見方を示した。
イエレン長官は、現在8%にある米国のインフレ率は「許容できない」とし、連邦準備理事会(FRB)が2%に設定している目標が「適切」な水準と指摘。ただ、「インフレが10年続く問題になるとは考えていない」と述べた。
このほか、現在のようなインフレ環境下で赤字削減を継続することが重要とも述べた。