[パリ 22日 ロイター] - S&Pグローバルが22日発表した7月のフランス購買担当者景気指数(PMI)速報値は、製造業PMIが50を割り込み、サービス業PMIも低下した。
フランスが景気後退に向かっている可能性が改めて浮き彫りとなった。
製造業PMIは49.6と、2020年11月以来初めて好不況の分かれ目となる50を下回った。市場予想は50.8だった。
サービス業PMIは52.1と3カ月連続で低下。前月は53.9、市場予想は52.7だった。
民間部門の新規受注は2021年2月以来初めて減少。インフレが個人消費を圧迫した。
S&Pのシニアエコノミスト、ジョー・ヘイズ氏は「7月のPMI速報値では、フランスが景気後退に向かっているとの懸念が一段と強まった」とし「回答者によると、需要の健全性は引き続き低下しており、短期的にトレンドが改善するとは考えにくい」と述べた。